ふれあいサタデー2(富士見台小学校)




 2004年2月14日(土)バレンタインデーに,藤沢市の富士見台小学校において「ふれあいサタデー」と称する特別講座の2回目が開かれました。前回(1月17日)より大幅増加の20名の参加があり,1番人気に近かったです。数の多さが講座のすばらしさを物語っているわけでもなく,前回の講座が好評だったわけでもないのですが(申し込みは12月中にあった),多いというのは単純にうれしかったです。今回も前回同様いろいろな講座が開かれました。そのうちのマジック講座で「私は今日からマジシャン」をテーマに4種類のマジックを教えました。今回も熱田さんをメイン講師に佐藤さん,児安さん,福田さんと高木,そして主催の長後共育フォーラムの方々,PTAの協力者がサブ講師となりました。児童は1年生,2年生を中心に全部で20名(男の子10人,女の子10人)集まりました。

 今回も9時30分から体育館にて開講セレモニー,その後11時30分まで各講座に分かれて行われました。私達はマジックを4つ教えました。
1.ブーメランカード
2.3枚のカード(真ん中のカードが変化する)
3.3本ロープ(長さの異なるロープが同じになる)
4.ペットボトルをロープを吊り上げる
 まず初めにペットボトルをロープでつるというのを行いました(デモンストレーションのみ)。当然,ペットボトルは持ち上がりませんが「今日の講座を最後まで受けると,魔法が身について持ち上げることができるようになる」というのが狙いです。みんなが気にしている中,前述の順番でマジック講習が行われました。
 これはブーメランカードと呼んでいる,錯覚を利用したマジックです。今回は昔からある同じ形のものを2枚用いて行いましたが,定規をつけて定量的に長さの変化を見せることができるのが「錯覚定規」として商品になっています。クロースアップマジックですので,見せる機会はあまりありませんが,変化が定量的かつビジュアルなため好きなトリックです。
 全てのマジックを講習した後,前で演じたい希望者を募り,披露してもらいました。
 マジックにしろ,他の芸にしろ,人前で見せるということは非常に勉強になります。逆に人前で見せる機会がないのに練習するのでは進歩がなかなかありません。こういうチャンスは大切だと思います。
 今回は演出として、
・初めに「ロープでペットボトルを吊り上げることができますか」と聞く。
・実際に演じるのは最後にする。その間,子供たちはいろいろ考える。
・最後に,実はトリックロープを使うことを教える
ということをしました。これのいい点は「子供たちが考える」ということです。
・結び目を作る
・キャップ部に微妙なささくれを作って,引っ掛ける
・近くにあったガムテープの端をちょっと切って,貼り付ける
・なめて水気をつける
など次々にでてきます。やはり頭が柔らかいのですね。こちらも勉強になります。私もああいう、柔軟な発想力が欲しいですね。  今回も長後共育フォーラムの活動として長後小学校,富士見台小学校の2校を対象に,どちらの学校の児童も受けられるように開放された講座でした。長後には(藤沢市全体かもしれませんが)人材バンクとして,いろいろな技術をもった地域の方々が,その技術を登録できるシステムがあるとのことです。これはいいことですよね。子供たちも普段と違った先生に教わると言うことは楽しそうでした。もうひとつ感心したことは,低学年が多い割には飲み込みが早く,一生懸命に取り組んでいたことです。私達もも半日,先生,先生と呼ばれ,先生気分に浸りました。これは結構うれしかったです。材料は全て渡したので,みんな家で両親に見せてくれたでしょうか。期待しています。
 追伸:画像は一部加工しました。

2004年 イベント紹介へ Indexへ
inserted by FC2 system